モダン金継ぎ


漆を使って器を修復する本漆金継ぎとは異なり、現代的な接着剤や樹脂を用いて器を修復する技法をモダン(現代風)金継ぎとよんでいます。モダンのほか、簡易金継ぎと呼ばれることもあります。

金継ぎつくろふのモダン金継ぎは、修復後も食器としてご使用いただけるように、食品衛生法やFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けた材料を選定し、講座を実施しております。また、修復作業も伝統的な本漆金継ぎに近い形で実現できるよう工夫して開発しておりますので、手軽に金継ぎを体験してみたい方にとてもおすすめです。

メリット



デメリット



こんな方におすすめ

漆かぶれが心配だな

手軽に金継ぎを体験してみたいな

漆は天然素材ですが、かぶれのリスクは本当に高く、過去に私自身も何度もかぶれて痒い思いをしました。今もたまにかぶれます。生徒さんの中にはお仕事に支障がでてしまうほどに、腫れと痒みがひどい方もいらっしゃいました。乾燥後は、かぶれの心配はなく、天然素材なので口に入っても安心ではありますが、作業過程においては大変危険を孕んだものでもあります。

一方モダン金継ぎに使用する接着剤などは、自然素材ではありませんがこちらも乾燥後の安全性をしっかり認められた材料のみを使用しております。耐久性も私自身の使用感ですが、普段使いの器でもしっかり数年耐えておりますので、なかなか高いなと感じています。

手軽に金継ぎ作業を体験してみたい方には、このモダン金継ぎはとてもおすすめです。そして何より、思い立ったらさっと修復できるところが、私の目指す「普段使いの金継ぎ」にぴったりなので、無駄な廃棄物を減らしたい私はこのモダン金継ぎを推させていただいてます。

教室では、キットも販売しています。
ぜひご家庭でさらりと金継ぎできる方がたくさん増えますように。